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史跡小牧野遺跡環境整備事業
所在地 青森県青森市 業務内容 設計・工事監理 年度 2009


縄文時代の環状列石
小牧野遺跡は、青森県青森市にある縄文時代後期前半に構築された環状列石を中心とした祭祀遺跡です。中心となる環状列石は既に保存工事が成され、現在は周辺の豊かな自然を活かした整備が進められています。私たちは環境整備や遺構表現などの設計・監理として関わることが出来ました。

中心となる環状列石は、三重の環からなり、「小牧野式」と呼ばれる独特な積み方で作られています。この石は遺跡の東を流れる荒川から運ばれたと考えられています。

植林スギを伐採して景観を確保し活用広場として整備
遺跡は、丘陵地にあり豊かな自然に囲まれています。天気の良い日には八甲田山や青森市内、陸奥湾を望むことができます。
この「縄文のたたずまい」を活かした環境の保全と眺望の確保のために、植林のスギ林を伐採し、土地に合った植生の復元を図っています。

伐採地は旧表土を活かして整備
伐採後には、元の地表の土を敷き、この土地の種子による植生が回復するように整備しました。ここは、今後は実際に使える貯蔵穴などを整備する予定です。
        
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